目次
アメリカ・フロリダ州サラソタにて、11月19日〜24日2024 ICF WORLD CHAMPIONSHIPSが開催された。
Team KOKUAからは島津 成彰(Nariakira Shimazu)、馬場 なつみ(Natsumi Baba)が出場。
NariはJunior MenでSprint・Technical・Distance、NatsumiはOpen WomenでTechnical・Distanceにエントリー。
大会はカヌーの競技場であるNathan Bendarson Park。フラットな海面で風以外、自然の影響がほとんどないフィールドでの開催。選手の漕ぎ力、ドラフティングの技術が鍵を握るレースとなった。
Nari
Sprintでは風の影響を強く受け、惜しくもAファイナルを逃したが、Technicalではスタートで出遅れたものの、直線でのダッシュ、ターンで先行艇を制し、見事優勝。
最終日のDistanceでは終始トップ集団で攻防を続け、ラストスパートではデッドヒートを繰り広げ、2位。
ジュニア最後の年を有終の美で飾った。
「今年の夏、カヌーの目標を達成し、新たに世界2位が最高だったSUPで世界一を目指すことを決めました。
準備への不安もありましたが、二刀流でやってきた家族、応援してくださった協力者の方々への感謝を胸に、誇りを持って挑戦することにしました。感覚や体幹の使い方がSUPにも活き、昨年よりも楽にスピードを出せることを実感しました。
そして、最高の状態で勝負した今回の世界選手権で、ついに「WORLD CHAMPION」のタイトルを獲得しました。 万年2位からの解放、何度も夢に見た景色をついに手に入れることができました。
SUPを始めて約6年、全てを出し切った世界選手権。まだ未熟者ですが、これからも世界一のタイトルを背負って頑張っていきます。」
※本人のInstagramより抜粋・要約
Natsumi
世界大会への挑戦は2年目。Technicalではミスが重なったものの、昨年度逃したAファイナルへ進出。5位で終えた。Distanceは14位という結果に。悔しい結果ながらも、今後へつながるレースとなった。
「世界大会に挑戦を始めて2年目、今年はこのICFに照準を合わせて過ごしてきました。結果は悔しいところが大きいですが、今ある力をぶつけることができました。テクニカルはミスが続いたものの、昨年逃したAファイナルに進出でき、結果は5位でしたが、日本では経験できないスピード感やテクニックをトップ選手の漕ぎから学ぶことができました。ディスタンスでは得意な種目ということもあり、今の自分の力がどれだけ通用するのかを試そうと思って臨みました。時速10km前後でのドラフティングは私にとって非常に難しく、まだまだ経験や練習が足りないと実感しました。経験値が上がったのは確かですし、来年はトップ選手に絡みにいきたいと感じたので、今回の経験を基に自分の強み・弱みを把握した上でトレーニングを重ねていきます。」
来年はアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビにて開催が決定。
来年も大きくKOKUAのボード・ギアがライダーと共に世界に羽ばたいていくことが楽しみである。